死者の日

  第一朗読  知恵の書 3:1-6、9            

               △(ローマ 8:31b-35、37-39)
神に従う人の魂は神の手で守られ、

もはやいかなる責め苦も受けることはない。

愚か者たちの目には彼らは死んだ者と映り、

この世からの旅立ちは災い、

自分たちからの離別は破滅に見えた。

ところが彼らは平和のうちにいる。

人間の目には懲らしめを受けたように見えても、

不滅への大いなる希望が彼らにはある。

わずかな試練を受けた後、豊かな恵みを得る。

神が彼らを試し、

御自分にふさわしい者と判断されたからである。

るつぼの中の金のように神は彼らをえり分け、

焼き尽くすいけにえの献げ物として

   受け入れられた。
主に依り頼む人は真理を悟り、

信じる人は主の愛のうちに主と共に生きる。

主に清められた人々には恵みと憐れみがあり、

主に選ばれた人は主の訪れを受けるからである。


  福音朗読  ヨハネによる福音書 6:37-40

(そのとき、イエスは、人々に言われた。)「父がわたしにお与えになる人は皆、わたしのところに来る。わたしのもとに来る人を、わたしは決して追い出さない。わたしが天から降って来たのは、自分の意志を行うためではなく、わたしをお遣わしになった方の御心を行うためである。わたしをお遣わしになった方の御心とは、わたしに与えてくださった人を一人も失わないで、終わりの日に復活させることである。わたしの父の御心は、子を見て信じる者が皆永遠の命を得ることであり、わたしがその人を終わりの日に復活させることだからである。」