2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

キリストにならいて(3.27.2 自分を愛する心はいと高き神に達するのをもっとも妨げること)

なぜむなしい悲しみにやつれ、余計な心配に気を疲らすのか。 あなたをわたしの意に任せよ、そうすれば少しも害をこうむるようなことはあるまい。 もし自分の利益を計り、自分の我意を通そうとして、このことかのことを求め、あるいはここかしこにいることを…

キリストに倣いて(3.27.1 自分を愛する心はいと高き神に達するのをもっとも妨げること)

わたしの子よ、あなたはいっさいを得るためにいっさいを捨て、何物をも自分のものとしてはならぬ。 自分を愛する心は、この世のいかなる物よりも、あなたに害があることを知るがよい。どんな物でも、あなたがそれを愛したり好んだりする程度に従って、多少あ…

キリストに倣いて(3.26.4 読書よりもむしろ謙遜な祈りによって得られる自由な心の偉大さ)

ごらん下さい。飲物、食物、着物、その他肉体を保つために必要なものは、熱心な人にとって重荷であります。 なにとぞかような物は程よく用いるに止め、むやみに愛着することがないようにしてください。 これらの物をすべて捨て去るのはよろしくありません。…

キリストに倣いて(3.26.3 読書よりもむしろ謙遜な祈りによって得られる自由な心の偉大さ)

ああ言葉に尽くせぬ甘美なる私の神よ、ねがわくはあらゆる肉体の楽しみを、私にとって苦いものとしてください。なんとなれば、それは私から永遠の物事を愛する心を奪い、何か楽しそうなこの世のよいものを見せて、私をおびき寄せ、悪におとしいれようとする…

キリストに倣いて(3.26.2 読書よりもむしろ謙遜な祈りによって得られる自由な心の偉大さ)

ああ慈しみ深い私の神よ、切におねがいいたします。なにとぞ私をこの世の心配から救って、あまりそれにわずわされることなく、からだの多くの必要から救って、快楽に捉われることなく、霊魂のあらゆるさまたげから救って、困難にくずおれることがないように…

キリストに倣いて(3.26.1 読書よりもむしろ謙遜な祈りによって得られる自由な心の偉大さ)

主よ、心を天上の物事に向けたまま決して外へそらさず、心配はたくさんありながらも、まるで心配がないように世を渡るのは完全な人のすることで、それは心が鈍いからではなく、いかなる被造物に対してもむやみに愛着しない自由な心の特別な力によるのであり…

キリストに倣いて(3.25.5 永続する心の平安ならびに真の進歩とはどういうことであるか)

心を尽くして自分を神のみ旨にささげ、小事においても大事においても、この世においても永遠においても、自分の利益を求めないことをさすのである。 また幸福に会っても不幸に会っても、すべてを同じ衡で量り、同じ顔色で変わらぬ感謝をささげることをさす…

キリストに倣いて(3.25.4 永続する心の平安ならびに真の進歩とはどういうことであるか)

主よ、それではどういうことをさすのでございますか?

キリストに倣いて(3.25.4 永続する心の平安ならびに真の進歩とはどういうことであるか)

何事においても、自分を省み、自分の行為、言葉に注意し、まったくただわたしだけを喜ばせるように心がけ、わたしの外に何ものをも望み求めてはならぬ。 そして他人の言葉や行いについては、かるがるしく是非を言わず、またあなたに任されたことでなければ関…

キリストに倣いて(3.25.2 永続する心の平安ならびに真の進歩とはどういうことであるか)

主よ、それでは私はどうすればよろしいのでしょうか。

キリストに倣いて(永続する心の平安ならびに真の進歩とはどういうことであるか 3.25.1)

わたしの子よ、わたしはかつて「わたしは平安をあなたがたに遺し、わたしの平安をあなたがたに与える。わたしが与えるのは世の与えるようにではない。」(ヨハネ14.27)と言ったことがある。 平安はすべての人が望むところである。けれども真の平和を得るため…

キリストに倣いて(3.24.2)

影のような名声などというものを追うな、また多くの人と馴れ親しんだり、人に特別に愛されたりすることを求めるな。なんとなれば、こういうことは精神を乱し、大いに心を冥ますばかりだからである。 もしあなたが注意してわたしの来るのを待ち、わたしに向か…

キリストにならいて 3.24.1

わたしの子よ、好奇心を起こさず、むだな心配をするな。 このこと、またあのことは『あなたにとってなんであろう、あなたはわたしに従え。』(ヨハネ21.22) この人はかようかようであるとか、この人はかようかようにしたとか、かように言ったなどということ…

今日はミサがありません。

聖金曜日・主の受難 

第一朗読 イザヤ書 52:13-53:12 (主は言われる。)見よ、わたしの僕は栄える。 はるかに高く上げられ、あがめられる。 かつて多くの人をおののかせたあなたの姿のように 彼の姿は損なわれ、人とは見えず もはや人の子の面影はない。 それほどに、彼は多くの…

聖木曜日(主の晩さんの夕べのミサ)

第一朗読 出エジプト記 12:1-8、11-14 (その日、)エジプトの国で、主はモーセとアロンに言われた。「この月をあなたたちの正月とし、年の初めの月としなさい。イスラエルの共同体全体に次のように告げなさい。『今月の十日、人はそれぞれ父の家ごとに、す…

受難の水曜日  

第一朗読 イザヤ書 50:4-9a主なる神は、弟子としての舌をわたしに与え 疲れた人を励ますように 言葉を呼び覚ましてくださる。 朝ごとにわたしの耳を呼び覚まし 弟子として聞き従うようにしてくださる。 主なる神はわたしの耳を開かれた。 わたしは逆らわず、…

受難の火曜日 

第一朗読 イザヤ書 49:1-6島々よ、わたしに聞け 遠い国々よ、耳を傾けよ。 主は母の胎にあるわたしを呼び 母の腹にあるわたしの名を呼ばれた。 わたしの口を鋭い剣として御手の陰に置き わたしを尖らせた矢として矢筒の中に隠して わたしに言われた あなたは…

受難の月曜日

第一朗読 イザヤ書 42:1-7見よ、わたしの僕、わたしが支える者を。 わたしが選び、喜び迎える者を。 彼の上にわたしの霊は置かれ 彼は国々の裁きを導き出す。 彼は叫ばず、呼ばわらず、声を巷に響かせない。 傷ついた葦を折ることなく 暗くなってゆく灯心を…

受難の主日(枝の主日) (四旬節第6主日 )

第一朗読 イザヤ書 50:4-7主なる神は、弟子としての舌をわたしに与え 疲れた人を励ますように 言葉を呼び覚ましてくださる。 朝ごとにわたしの耳を呼び覚まし 弟子として聞き従うようにしてくださる。 主なる神はわたしの耳を開かれた。 わたしは逆らわず、…

四旬節第5土曜日

第一朗読 エゼキエル書 37:21-28 主なる神はこう言われる。わたしはイスラエルの子らを、彼らが行っていた国々の中から取り、周囲から集め、彼らの土地に連れて行く。わたしはわたしの地、イスラエルの山々で彼らを一つの国とする。一人の王が彼らすべての王…

四旬節第5木曜日 

第一朗読 創世記 17:3-9 (その日、神は、ひれ伏しているアブラムに)語りかけて言われた。「これがあなたと結ぶわたしの契約である。あなたは多くの国民の父となる。あなたは、もはやアブラムではなく、アブラハムと名乗りなさい。あなたを多くの国民の父と…

四旬節第5火曜日 

第一朗読 民数記 21:4-9 (その日、イエスラエルの民は)ホル山を旅立ち、エドムの領土を迂回し、葦の海の道を通って行った。しかし、民は途中で耐えきれなくなって、神とモーセに逆らって言った。「なぜ、我々をエジプトから導き上ったのですか。荒れ野で死…

四旬節第5月曜日 

第一朗読 ダニエル書補遺△スザンナ 1:41c-62 (その日集まっていた人々は、スザンナを)死罪に定めた。すると、スザンナは、大声で叫んだ。「ああ、永遠の神、隠されたことを知り、あらゆることをその起こる前から知っておられる方よ。彼らがわたしについて…

四旬節第5主日 

第一朗読 エゼキエル書 37:12-14 主なる神はこう言われる。わたしはお前たちの墓を開く。わが民よ、わたしはお前たちを墓から引き上げ、イスラエルの地へ連れて行く。わたしが墓を開いて、お前たちを墓から引き上げるとき、わが民よ、お前たちはわたしが主で…

四旬節第4土曜日 

第一朗読 エレミヤ書 11:18-20主が知らせてくださったので わたしは知った。 彼らが何をしているのか見せてくださった。 わたしは、飼いならされた小羊が 屠り場に引かれて行くように、何も知らなかった。 彼らはわたしに対して悪だくみをしていた。 「木を…