聖家族(祝日)  

               
  第一朗読  シラ 3:2-6,12-14

                 △またはコロサイ3:12-21

主は、子に対する権威を父に授け、
子が母の判断に従う義務を定めておられる。
父を尊べば、お前の罪は償われ、
同じく、母を敬えば、富を蓄える。
父を尊べば、いつの日か、
子供たちがお前を幸せにしてくれる。
主は、必ず祈りを聞き入れてくださる。
父を敬う者は、長寿に恵まれ、
主に従う者は、母を安心させる。
子よ、年老いた父親の面倒を見よ。
生きている間、彼を悲しませてはならない。
たとえ彼の物覚えが鈍くなっても、思いやりの気持を持て。
自分が活力にあふれているからといって、彼を軽蔑してはならない。
主は、父親に対するお前の心遣いを忘れず、
罪を取り消し、お前を更に高めてくださる。


  福音朗読  マタイによる福音書 2:13-15、19-23

  占星術の学者たちが帰って行くと、主の天使が夢でヨセフに現れて言った。「起きて、子供とその母親を連れて、エジプトに逃げ、わたしが告げるまで、そこにとどまっていなさい。ヘロデが、この子を探し出して殺そうとしている。」 ヨセフは起きて、夜のうちに幼子とその母を連れてエジプトへ去り、ヘロデが死ぬまでそこにいた。それは、「わたしは、エジプトからわたしの子を呼び出した」と、主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。
   ヘロデが死ぬと、主の天使がエジプトにいるヨセフに夢で現れて、言った。「起きて、子供とその母親を連れ、イスラエルの地に行きなさい。この子の命をねらっていた者どもは、死んでしまった。」 そこで、ヨセフは起きて、幼子とその母を連れて、イスラエルの地へ帰って来た。しかし、アルケラオが父ヘロデの跡を継いでユダヤを支配していると聞き、そこに行くことを恐れた。ところが、夢でお告げがあったので、ガリラヤ地方に引きこもり、ナザレという町に行って住んだ。「彼はナザレの人と呼ばれる」と、預言者たちを通して言われていたことが実現するためであった。