聖ポリカルポ司教殉教者(記念日)(年間第7木曜日 )

第一朗読  シラ書(集会の書) 5:1-8
自分の財産を頼みとするな。

「わたしは、何でも思いのままだ」と言うな。

本能と自分の力に引きずられ、

欲望のままに生きてはいけない。

「だれもわたしを支配できない」と言うな。

主は必ずお前に復讐なさるだろう。

「罪を犯したが、何も起こらなかった」と言うな。

主は忍耐しておられるのだ。

どうせ罪は贖われるのだからといい気になって、

罪に罪を重ねてはならない。

「主の憐れみは豊かだから、

数多くのわたしの罪は赦される」と言うな。

主は、憐れみだけでなく、怒りをも持ち、

その激しい怒りは罪人たちの上に下る。

速やかに主のもとに立ち帰れ。

一日、もう一日と、引き延ばしてはいけない。

主の怒りが、突然やって来て、

裁きの時に、お前を滅ぼしてしまうからだ。

人を惑わす財産を頼みとするな。

いざというとき、何の役にも立たない。

福音朗読  マルコによる福音書 9:41-50
 (そのとき、イエスは弟子たちに言われた。) 「はっきり言っておく。キリストの弟子だという理由で、あなたがたに一杯の水を飲ませてくれる者は、必ずその報いを受ける。

 わたしを信じるこれらの小さな者の一人をつまずかせる者は、大きな石臼を首に懸けられて、海に投げ込まれてしまう方がはるかによい。もし片方の手があなたをつまずかせるなら、切り捨ててしまいなさい。両手がそろったまま地獄の消えない火の中に落ちるよりは、片手になっても命にあずかる方がよい。もし片方の足があなたをつまずかせるなら、切り捨ててしまいなさい。両足がそろったままで地獄に投げ込まれるよりは、片足になっても命にあずかる方がよい。 もし片方の目があなたをつまずかせるなら、えぐり出しなさい。両方の目がそろったまま地獄に投げ込まれるよりは、一つの目になっても神の国に入る方がよい。地獄では蛆が尽きることも、火が消えることもない。人は皆、火で塩味を付けられる。塩は良いものである。だが、塩に塩気がなくなれば、あなたがたは何によって塩に味を付けるのか。自分自身の内に塩を持ちなさい。そして、互いに平和に過ごしなさい。」