年間第8火曜日 


  第一朗読  シラ書(集会の書) 35:1-12
律法を守ることは、多くの供え物に匹敵し、

掟に心を留めることは、和解の献げ物に、

他人の親切に報いることは、穀物の献げ物に、

施しをすることは、感謝の献げ物に匹敵する。

主に喜ばれるには、悪事に手を染めず、

贖いを受けるには、不義に手を染めないことだ。

献げ物を携えずに、主の御前に出てはならない。

これらすべては掟が命じていることだから。

正しい人の供え物は、祭壇に脂肪を滴らせ、

その香ばしい香りはいと高き方の御前に昇る。

正しい人のいけにえは、主に受け入れられ、

記念の供え物は、忘れ去られることはない。

あふれる心で主を賛美し、

お前の労働の初穂を出し惜しみしてはならない。

どのような献げ物も、喜びにあふれた顔で供え、

喜んで十分の一を奉納せよ。

いと高き方から、豊かに受けたのだから、

あふれる心で、できるかぎりのものを献げよ。

福音朗読  マルコによる福音書 10:28-31
 (そのとき、)ペトロがイエスに、「このとおり、わたしたちは何もかも捨ててあなたに従って参りました」と言いだした。イエスは言われた。「はっきり言っておく。わたしのためまた福音のために、家、兄弟、姉妹、母、父、子供、畑を捨てた者はだれでも、今この世で、迫害も受けるが、家、兄弟、姉妹、母、子供、畑も百倍受け、後の世では永遠の命を受ける。しかし、先にいる多くの者が後になり、後にいる多くの者が先になる。」