ルカによる福音 9:18-22

第一朗読  コヘレトの言葉 3:1-11

  何事にも時があり

  天の下の出来事にはすべて定められた時がある。

  生まれる時、死ぬ時

  植える時、植えたものを抜く時

  殺す時、癒す時

  破壊する時、建てる時

  泣く時、笑う時

  嘆く時、踊る時

  石を放つ時、石を集める時

  抱擁の時、抱擁を遠ざける時

  求める時、失う時

  保つ時、放つ時

  裂く時、縫う時

  黙する時、語る時

  愛する時、 憎む時

  戦いの時、平和の時。

 

 人が労苦してみたところで何になろう。

 わたしは、神が人の子らにお与えになった務めを見極めた。神はすべてを時宜にかなうように造り、また、永遠を思う心を人に与えられる。それでもなお、神のなさる業を始めから終りまで見極めることは許されていない。

福音朗読  ルカによる福音     9:18-22

  イエスがひとりで祈っておられたとき、弟子たちは共にいた。そこでイエスは、「群衆は、わたしのことを何者だと言っているか」とお尋ねになった。弟子たちは答えた。「『洗礼者ヨハネだ』と言っています。ほかに、『エリヤだ』と言う人も、『だれか昔の預言者が生き返ったのだ』と言う人もいます。」イエスが言われた。「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」ペトロが答えた。「神からのメシアです。」

  イエスは弟子たちを戒め、このことをだれにも話さないように命じて、次のように言われた。「人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺され、三日目に復活することになっている。」