年間第25土曜日

第一朗読  ゼカリヤ書 2:5-9、14-15a

 わたしが目を留めて見ると、ひとりの人が測り縄を手にしているではないか。「あなたはどこに行かれるのですか」と尋ねると、彼はわたしに、「エルサレムを測り、その幅と長さを調べるためです」と答えた。わたしに語りかけた御使いが出て行くと、別の御使いが出て来て迎え、彼に言った。「あの若者のもとに走り寄って告げよ。 

 エルサレムは人と家畜に溢れ

 城壁のない開かれた所となる。

 わたし自身が町を囲む火の城壁となると

 主は言われる。

 わたしはその中にあって栄光となる。


 娘シオンよ、声をあげて喜べ。

 わたしは来て

 あなたのただ中に住まう、と主は言われる。

 その日、多くの国々は主に帰依して

 わたしの民となり

 わたしはあなたのただ中に住まう。」

  福音朗読  ルカによる福音    9:43b-45

 (そのとき、)イエスがなさったすべてのことに、皆が驚いていると、イエスは弟子たちに言われた。「この言葉をよく耳に入れておきなさい。人の子は人々の手に引き渡されようとしている。」弟子たちはその言葉が分からなかった。彼らには理解できないように隠されていたのである。彼らは、怖くてその言葉について尋ねられなかった。