ヘブライ11・3

信仰によって、わたしたちは、この世界が神の言葉によって創造され、従って見えるものは、目に見えているものからできたのではないことが分かるのです。(ヘブライ11・3)

 

神を信じることは、読んで字のとおり神を信じることである。彼の存在を信じ、摂理を信じ、保護と指導とを信じる、あたかも私たちが肉体の父のそれを信じるように信じることをいうのである。信じると口に言うのではない。実に信じるのである。そして私たちが処世の方針を全く信仰にもとづいて定めるのをいうのである。詩人コールリッジは時の宗教家を評して言う、彼らは信じるということを信じる者であって、信じる者ではないと。神を信じることは決して容易なことではない。(内村鑑三、独短、一日一生)

 

自分は神を信じているのか?昨日、77歳のシスターにこう質問した。「あなたは復活を信じていますか?」彼女は言った。「うん。信じてる。イエスは死に、三日後に復活した。復活する姿はわからないけれど、それを信じてる。だから死ぬのは怖くない。」 私もそうありたい。(林、2013/6/3、名古屋)