箴言6・6-11

怠け者よ、蟻のところに行って見よ。その道を見て、知恵を得よ。蟻には首領もなく、指揮官も支配者もないが、夏の間にパンを備え、刈り入れ時に食糧を集める。怠け者よ、いつまで横になっているのか。いつ、眠りから起き上がるのか。しばらく眠り、しばらくまどろみ、しばらく手をこまぬいて、また横になる。貧乏は盗賊のように、欠乏は盾を持つ者のように襲う。

 

勤労の報酬は満たされた良心である。さらに尽くそうと願う決心である。智能のますます明瞭を加えることである。慾心の減じることである。生存そのものに興味を感じることである。未来の恐怖の絶えることである。万物の霊長である人類はこれより以下の報酬をもって満足してはならない。(内村鑑三、独短、一日一生6/19)

 

昨日、ちょうど蟻の列を観察したところだった。蟻は、互いに通り過ぎる時、必ず触覚で触り合う挨拶のようなものを行うし、列は乱れることがない、皆、同じルートを走っている。規律正しいな。。。と思った。人も、大人は大概、働いている。皆、働くのが根本的に好きなのだろうなと思う。仕事そのものに対しては、嫌いなことだらけなのかもしれないが、なんなのだろうか、仕事がないと、非常に寂しいのは、人の本能から来るのかもしれない。6/16の主日ミサの後のスピーチで、男の喜びというやつは、仕事を終えた時の喜び、そして子供の成長の2つを挙げた。教会の仕事にはいろいろあるが、終えた時の喜びがあれば良しと思う。(林、2013/6/19、別府)