コリントの信徒への手紙2、4-14

主イエスを復活させた神が、イエスと共にわたしたちをも復活させ、あなたがたと一緒に御前に立たせてくださると、わたしたちは知っています。

 

私はこの世から救いに入ろうと願う、しかしこの世において救われようとは願わない。すなわち私の霊も肉もこの世において完全なものになろうとは望まない。体は罪によってすでに死に、肉体はすでに罪のために死に定められてるものである。医術がその進歩の極に達しても、この「死の体」が永久に活きることになるはずがない。壊(く)ちるべき肉体に宿ることそのことが現世が頼るに足りないことの最も明白な証拠である。私は死から救われたいと願う者である。すなわち霊においてはもちろん、体においても死なない境に入りたいと願うものである。そうしてこのような境遇はもちろんこの世において求めることができるものではない。「キリストは死を滅ぼし、福音をもって生命(いのち)と壊ちないこととを明らかにした」。そしてこの生命と壊ちないこととは、彼が再び顕われられる時に、私たちに事実となって顕われるはずである。(内村鑑三、7/1)

 

わたしたちは死亡率100%の体を持っている。霊がどこにあるのか、心が頭にあるのか、胸にあるのか、腹にあるのか、よくわからない。しかし、イエスキリストが心の中にあり、働きかけていることを知っている。多くの人の中に、確実に彼は生きていると思う。彼が復活し明らかにしたことを信じれば霊は死を畏れなくなり、彼に全てをゆだねることになると思う。(林、2013/7/1、別府)