ヤコブの手紙1-12

ヤコブの手紙1-12

試練を耐え忍ぶ人は幸いです。その人は適格者と認められ、神を愛する人々に約束された命の冠を頂くからです。
 
栄光は恥辱の後にくる。人に嘲(あざ)けられ、踏みつけられ、面前で卑しめられ、悪人として偽善者として彼らの蔑視するところとなって、その後に私たちに栄光は来るのである。まことに、恥辱は栄光の先駆であり、開拓者である。春が夏に先立つように、月が欠けた後にそれが満つように、恥に遭(あ)って私たちに栄光の冠を戴くという希望がある。私たちは喜んで人の辱しめを受けるべきである。(内村鑑三、7/9)
 
恥辱は試練であろう。試練がもしもなかったなら、栄光も希望もない。イエス様は自分の十字架を背負ってついて来なさいと命令された。キリスト者はナイーブであってはならない。