詩篇65・10-12

あなたは地に臨んで水を与え、豊かさを加えられます。神の水路は水をたたえ、地は穀物を備えます。あなたがそのように地を備え、畝を潤し、土をならし、豊かな雨を注いで柔らかにし、芽生えたものを祝福してくださるからです。あなたは豊作の年を冠として地に授けられます。あなたの過ぎ行かれる跡には油がつ滴っています。

 

神はまことに忠実な農夫である。彼は植生の細事にまで携わられる。彼は種子を護(まも)り、これを暖め、これを潤し、その萌芽を見て歓(よろこ)んでこれを祝される。彼は空の鳥を護られて、その一羽たりとも彼の許可(ゆるし)なく地に落ちることはない(マタ10・29)。彼はまた野の百合花(ゆり)を愛し、これを飾るのにソロモンの栄華の極みの時でさえも見ることができなかった装いをもってなさった(また6・29)。まことに悪魔は都会(まち)を作り、神はいなかをお造りになったという。神は涼しい樹木(きぎ)の陰におられ、萌え出る畝(うね)の間を歩かれる。彼は農夫の心をもって種子の萌芽(ほうが)を祝された。祝すべきかなこの神!神は聖殿(みや)の聖所(きよきところ)におられて民を審判(さば)かれる神ではなく、田畝の間に降りて農夫と並んで耕される神である。(内村鑑三、7/25)

 

別府にて、蟻を踏み潰してしまった。先先週のことである。ふと、この蟻にも目があり、口があり、足があって、内蔵があって、蟻生(人生みたいなもの)があり、意味もないのに殺してしまったことを深く悔やんだ。NHKのラジオで夏休みの課題なのか、子供達の質問に理科の先生が詳しく回答しているが、本当なのだろうか?人間はこの蟻の体の一部一部を解剖して調べたのだろうか?ダーウィンの進化論は実証されているのだろうか?心って何者?愛の進化論は?キリストに従う2000年に渡る億万人の活動を科学で実証してみよ。

神を賛美したい。