フィリピの信徒への手紙2・14-16

何事も、不平や理屈を言わずに行いなさい。そうすれば、とがめられるところのない清い者となり、よこしまな曲がった時代の中で、非のうちどころのない神の子として、世にあって星のように輝き、命の言葉をしっかり保つでしょう。こうしてわたしは、自分が走ったことが無駄でなく、労苦したことも無駄ではなかったと、キリストの日に誇ることができるでしょう。

 

偉大なる事業は著述ではない、政治ではない、実業ではない、陸海軍の殺伐的事業でないことはもちろんである。偉大なる事業は純潔な生涯であり、他人の利益を先にして自己(みずから)の利益をあとにする生涯であり、己に満足することを知ってほかに求めない生涯である。ソロモンは言う、「己(おのれ)の心を治める者は城を攻め取る者にまさる」と。(内村鑑三、7/30)

 

昨晩、憲法9条を変えることについての議論がテレビにおいてあった。いろいろな考え方があり、それを各自が説明していて、とても勉強になった。

彼らは議論の前に、外国人とケンカをするような良い友達になっているのだろうか?子供として外国の子供とぶつかりあった経験があるのだろうか?そして人生において喜びを共に得るような経験をしているだろうか?わたしたちに出来る「何事も、不平や理屈を言わずに行いなさい」とは、身の周りにいる外国人と友達になることなのではないだろうか?