キリストに倣いて(3.30.1 神のおん助けを呼び求めること、および恩恵が再び授けられるのを待ち望むこと)

 わたしの子よ、「わたしは主であって患難の日に力を与える者」(ナホム書1.7)である。

 ことが順調に運ばぬときには、わたしのもとに来るがよい。

 天来の慰めをもっとも妨げるものは、あなたの祈りに向かうのがおそすぎることにほかならない。

 というのは、あなたはわたしに熱心に祈らぬうちに、もういろいろな慰めを求め、外部の物事によって楽しみを得るからである。

 それゆえ、わたしに望みをかける者を救うのはわたしであること、およびわたしの外に有力な助け手もなく、有益な相談相手もなく、永続する薬剤もないことをあなたが悟るまでには、何事もほとんどあなたのためにならないだろう。

 しかし今や暴風雨は過ぎ去って、あなたはふたたび元気になったのだから、わたしの哀れみの光明に浴して新たに力を得るがよい。なんとなれば、わたしはあなたの近くにいて、いっさいをただ十分にというばかりでなく、豊かに溢れるほどにも、回復する(と主はおおせられた)からである。