キリストに倣いて(3.36.1 人のむなしい批評に対して)
わたしの子よ、あなたの心をしっかりと主に据えて、あなたの良心があなたの潔く罪のないことを証するかぎり、人の批評など恐れるな。
このようにして忍耐するのは、よいことで、また幸福なことである。そしてこれは、自分よりも神を頼みとしている謙遜な心の人にとっては、決してむつかしいことではあるまい。
多くの人はおしゃべりである。それゆえほとんど信ずるに足りない。
けれどもまた、すべての人を満足させることも、とうていできない話である。
パウロは主においてすべての人を喜ばせようと努め、「人々に対していかなる者もなった」(コリント前9.22)が、それでも「人の裁判によって是非されることを、いささかも意としなかった。」(同上4.3)