キリストに倣いて(4.1.6 いかにうやうやしくキリストをお受けすべきか)

 けれどもとうとい物を蔵めた契約の櫃と、得も言われぬ諸徳を具えておいでになる主のいと潔き聖体との間には、非常に大きなちがいがあります。また来たるべき事物の象徴であった律法の犠牲と、古のあらゆる犠牲の完成である主のお体の真の犠牲との間にも、はなはだしいへだたりがあるのであります。