キリストに倣いて(4.17.3 キリストを拝領するための熱い愛とはげしい望み)

 また主の幸いな先駆者、諸聖人の中でも最もすぐれている洗者ヨハネが、まだ胎内にこもっていた時、主のみ前で聖霊により喜びおどり、なお、そののちイエズスが人々の中をおあるきになるのを見て、へりくだり、うやうやしく愛情をもって、「新郎の友として立ってこれに聞く人は、新郎の声のために喜びに喜ぶ。」(ヨハネ3.29)と言ったように、私もまた偉大、神聖な望みに燃え立ち、私の心を尽くして、主に自分をおささげしたいと思います。

 それゆえ私はここに、すべての敬虔な心の人々のあふれる喜び、その熱烈な愛情その法悦、超自然的なおん照し、天来の幻示を、天地万物が主にささげつつある、あるいは献げるべきいっさいの善徳および賛美と合わせて、わが身のため、ならびにわが代祷を求めるすべての人々のため、主に献げ、主に呈します。これは、主がすべての者に、正当に賛美され、永久に称揚されたもうためであります。