キリストに倣いて(3.47.4 永遠の生命を得るためにあらゆる患難を忍ぶべきこと)

 ああ、あなたはもしこれらのことをよくよく味わい、深く心に浸みこませるならば、どうして一度でも不平をもらすことがあろうか。

 永遠の生命のためには、どんなにつらい苦労でも忍ぶべきではなかろうか。

 神の国を得るか得ないかということは、決して小さなことではない。

 ゆえに顔をあげて天を仰ぎ、わたしおよびわたしとともにいる諸聖人を見よ。みなこの世では大いに闘ったものであるが、いまは喜びに満ち、いまは慰めを受け、いまは心配なく、いまは休息している。そしてかれらは、わたしをともにわたしの父のみ国に、いつまでも住んでいるだろう。