キリストに倣いて(4.1.1 いかにうやうやしくキリストをお受けすべきか)

弟子のこえ

 ああ永遠の真理でおいでになるキリストよ、これらは、同じ時に仰せになったものでもなければ、また同じ所に記してあるものでもありませんが、みな主のみ言葉でございます。

 それで、これは主のお言葉であって真理でありますから、すべて私が感謝と信仰とをもってお受けすべきものであります。

 これらは主のお言葉で、主がお語りになったものでありますが、また私のものでもあります、なんとなれば、それは主が私の救霊のためにお語りになったからであります。

 私は喜んでこれをあなたのお口からお受けいたします。そうすればそれをいっそう深く私の心に刻みつけることができましょうから。

 かくもすぐれて慈しみ深いこれらのお言葉は甘美と愛とに満ちて、私を励ましてくれます。けれども自分の罪は私を恐れさせ、また私の潔くない良心は、私を妨げてかかる大奥義に近づかせないのであります。

 主のお言葉の甘美さは私を招き寄せます、しかし私の罪の重さは私を圧倒します。