キリストに倣いて(4.1.8 いかにうやうやしくキリストをお受けすべきか)

 もっとも敬虔であったダビデ王は、昔祖先たちに賜わったおん恵みを思い出し、神の聖櫃のみ前で、力のかぎり舞い踊りました。また種々さまざまな楽器を作り、詩編を編み、これを喜び歌わせることとし、自分でもたびたび聖霊の恩恵に動かされて竪琴を弾きながらこれを歌いました。そしてイスラエルの民に教えて、一心に神をたたえさせ、毎日声を合わせてこれを賛美称揚させたのであります。

 契約の櫃の前ですら、かように敬虔を表わし、神を賛美する記念を行なったとすれば、私やキリスト信者である者はみな、この秘跡のみ前において、キリストのもっともとうとい聖体を拝領するに当たり、いかに大なる崇敬と信心とをもつべきでしょう。