キリストに倣いて(4.10.3 聖体拝領はかるがるしく廃止してはならぬこと)
また人はしばしば敬虔の不足をあまり気にかけすぎ、告白するのにとかく心配しすぎて、そのために妨げられることもある。
そういうときには、賢人たちの勧めに従い、心配や恐れの念を払い去れ、なんとなればそれは神の恩恵を妨げ熱心を失わせるからである。
少しぐらい不安や、悩みがあっても、聖体拝領をやめてはならぬ。むしろ早く告白に行き、他人があなたに対して犯した罪科を喜んでゆるすがよい。
またもしあなたが他人に対して罪を犯したならば、謙遜にゆるしをねがえ、そうすれば神は快くあなたをおゆるしくださるだろう。