キリストに倣いて(4.16.3 われわれの必要をキリストに打ち明けてその恩恵をねがうべきこと)

 ねがわくは、主がお来臨になって、それにより私をまったく燃やし、焼き尽くし、主に同化して下さるように。そうすれば私は、内的一致の恩恵によって、また熱烈な愛に融合されて、主と一つになることができるでしょう。

 私を飢え渇いたままで、みもとからお去らせになることなく、しばしば諸聖人に対しておどろくべき処置をなしたもうたように、私をおん哀れみをもっておあつかい下さい。

 主によって私がまったく燃やされ、自分というものが焼き尽くされてなくなったとしても、なんの不思議がありましょうか?主はつねに燃えて決して消えることのない火であり、心を清め知恵を照らす愛でおありになるからであります。