キリストに倣いて(3.52.2 人は自分を、慰めを受けるに足らず罰に値する者と思うべきこと)

 ああ主よ、主は、私がどういうことをしたので、私に天上のおん慰めをお与えくださるのでしょうか?

 記憶するところでは、私はかつてなんの善をもしたことがありません。かえっていつも悪にかたむき、これを改めることを怠っておりました。

 これは事実であって、打ち消すことができません。私がもしどうでないと言うとしたら、主は立って私に反対され、だれひとり私を弁護してくれる者はないでしょう。

 私が自分の罪のために、当然受けるべきものはなんでしょうか?ただ地獄と永劫の火とにほかなりません。

 私はほんとうに告白いたします、私はどんなに嘲笑され軽蔑されても不服の言えない者で、また主の熱心なしもべたちのなかに数えられるに足らぬ者であります。そしてこういうことを聞くのは、私にとって不快ではありますが、それでも事実は事実ですから、私は自分に罪のあることを宣言いたします。これは私がいっそう容易に主のおん哀れみをこうむるためであります。